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そこで今回は、個人事業主がホームページを作る主なメリットを紹介し、具体的な作成方法や運営上の注意点も紹介します。
個人事業主がホームページ作成することで得られるメリット3つ
個人事業主はホームページを持つことで多くのメリットを得られます。それらをうまく活かすことで、ビジネスの発展や継続を行いやすくなるでしょう。以下に挙げる3点は代表的なメリットなので、特に意識することが大切です。
新規顧客の獲得につながる
大々的な営業活動が可能な企業と比べ、個人事業主は新規顧客の獲得において苦労しがちです。基本的には、自分もしくは少人数ですべてをこなす必要があり、営業にまで手が回らないケースがよく見受けられます。しかし、ホームページを持っていると、いつでも商品やサービスの宣伝を行えるようになるのです。つまり、24時間365日の営業が可能であり、しかも伝える情報を事前に整理しておけます。
訪れたユーザーに適切な情報を提供し、自然な流れで購買意欲の喚起に結びつけやすいです。
また、ブログを書いておき、検索時に記事が表示されるようにすることも有効です。商品などについて詳しく知ってもらうチャンスが生まれます。こうして新規顧客の獲得が増えれば、結果的に売上アップも実現できるというわけです。
信頼感を生む
インターネットの普及によって、消費者は自分に合う購入先を選びやすい時代になりました。その選択肢に入れてもらうための施策として、販売側がホームページを用意することは効果的です。個人事業主でもプロフィールや実績を載せておくと、ユーザーの信頼感を得やすくなります。
チラシのような限られた紙面ではないため、ポートフォリオや事例集なども自由に掲載が可能です。サービス内容やセールスポイントを提示することで、「ここで購入しても大丈夫」という気持ちを芽生えやすくします。
ホームページを持っていない状態だと、事業やサービスの実態が見えづらく、購入先の候補から外されかねません。
潜在的な顧客に安心してもらうことが大事なので、このような状態からは早期に脱却することが望ましいです。
資産になる
いったんホームページを作成すると、それ以降は事業に影響を及ぼし続けるようになります。ビジネスに役立つ資産として構築できますし、顧客の反応を見てアレンジしやすい点もポイントです。ブログに書いたコンテンツも同様であり、更新の継続によって資産を積み上げていくことになるのです。そう言われるとホームページにこだわらず、SNSで集客しても良いだろうと思うかもしれませんが、インターネットという共通点はあっても、両者には大きな違いがあります。
SNSに頼りきっていると、サービスの終了とともにすべてを失いやすいです。ユーザーがもうSNSにアクセスできないため、商品やサービスへの導線がなくなってしまいます。
一方、ホームページを独自ドメインで作っておけば、このリスクを気にしなくても大丈夫です。自分のものである以上、勝手に閉鎖されないので、損失の心配は最小限で済みます。
個人事業主がホームページを作成する方法
ホームページを作成する場合に、個人事業主が実施できる手段は2つあります。自作する方法と制作会社に外注する方法であり、完成までのアプローチや必要な要素について違いが大きいです。それぞれのポイントを紹介するので確認しておきましょう。
自作する
ホームページを自作する場合、基本的には3つのアプローチから選択することになります。1点目はゼロからのホームページ作りであり、HTMLやCSSなどを駆使することが特徴です。自由度の高い構成を実現できるという魅力はありますが、そのために高度な専門知識を必要とします。
2点目はwordpressのようなCMSを利用する方法です。CMSとは、いわゆるサイト作成システムを指し、使い慣れるとホームページを手軽に作れます。
3点目はインターネット上のホームページ作成ツールを用いる方法です。HTMLなどの知識がなくても操作できるように工夫されており、CMSと同様に完成までの手間を大きく削減できます。
外注する
上記のように、CMSやホームページ作成ツールによって作業の負担を減らせます。しかし、それでも時間が足りない人や、やはり自作は難しいと思う人もいるでしょう。そのような場合は、ホームページ制作会社に外注するという手段があります。もちろん費用は発生しますが、個人事業主でもプロが作った本格的なホームページを持てるのです。
ホームページの効果を高めたいなら、ページ構成だけでなく、ゴールに至る導線も設計しなければなりません。SEOにも精通している必要があるなど、作成者に求められる水準はとても高いです。
したがって、少なくとも最初の段階では、プロに委託する方向で考えたほうが効果を見込めるでしょう。
個人事業主がホームページに掲載する情報
ホームページを作るなら、顧客に伝える情報について考えることも大切です。掲載する情報として、屋号や名前、住所といった基本的な事項が挙げられます。連絡の手段が分かるように、電話番号やメールアドレスの記載も忘れてはいけません。
ただし、個人事業主は自宅を事務所にしているケースも多く、これらの情報を掲載したくないという人も見受けられます。そのような事情があるなら、バーチャルオフィスを使う方法も視野に入れると良いでしょう。
また、提供している商品やサービスについて正確に書くことも重要です。内容を詳しく記載することで、購入を前向きに検討してもらいやすくなります。
受注件数などを実績として載せると、事業の実態があることや規模を示すことも可能です。
興味を持ってくれた顧客がすぐ質問できるように、問い合わせフォームを設置しておくこともポイントになります。
個人事業主のホームページ運営上の注意点
ホームページを個人事業主が運営する場合、いくつかの注意点に気を配る必要があります。以下に挙げる注意点はどれも重要なので、この機会にしっかり把握しておきましょう。すぐに結果は出ない点に留意する
せっかくホームページを作成しても、それだけでは誰もアクセスしてくれません。開設を積極的にアピールしていくスタンスが不可欠です。特に新規顧客の流入を狙うなら、ホームページだけを頼りにするのではなく、SNSやネット広告のような集客方法との併用も考えましょう。なお、制作直後のホームページを検索結果の上位に表示させるのは困難です。
つまり、ホームページの良し悪しにかかわらず、短期的な売上アップは基本的に期待できません。それを念頭に置いたうえで、中長期的に発信を続ける姿勢で臨むことが大事です。
コンテンツはこまめに更新する
ホームページが完成したら、中身のコンテンツに目を向けましょう。こまめに更新していく必要があり、それを怠ると情報は古くなってしまいます。新しい情報がないと、価値が低いサイトと見なされるので注意が必要です。アクセス数を増やしたいなら、コンテンツを充実させることが前提となります。
とはいえ、やみくもに更新しているだけでは、魅力的なホームページとは認知されません。常に中身にこだわり、訪れた人が満足できるクオリティに仕上げることが大切です。
誤った内容を掲載しない
掲載する内容に虚偽を含めるのは厳禁です。たとえば、実績を水増しすることで、顧客を獲得しやすくなると思う人もいるかもしれません。一時的にその願望どおりになっても、嘘だと判明した時点で多くのリスクが発生します。
現状の契約を取り消されるだけでなく、世間の信頼を大きく損なう可能性もあるのです。
不正が行われたという事実は、SNSなどで容易に拡散される時代になっています。たとえ故意でなくても、評価が下がることに違いはないので、誤った内容は載せないように細心の注意を払いましょう。
個人事業主はホームページ作成で顧客獲得や売上増を目指そう
新規顧客や信頼感を得られることなど、個人事業主のホームページ作成には魅力的なメリットがあります。自作する人もいますが、クオリティに関して満足しているとは限りません。売上アップにつながる高品質なものを望むなら、外注するのが得策です。
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